昨日の続きを書くと・・・。その28 [日記]
父の病院へは2.3週間おきに行っていた。
着替えとかその他新しい時計などを持っていった。
母親の病院や実家へも行っていたので慌ただしい。
バスの時間もありほんのわずかで帰ろうとすると
「もう帰るのか?」
あれ?わかってるんだね。
なんだかぼおっとしていつも寝ているみたいだけれどね。
ベットから出ようとして度々転落し、腕の内出血が酷かった。腕そのものが赤い。
GWには娘たちも一緒に連れてお見舞いに行った。
痩せてしまって変わり果てたおじいちゃん。
長女は特に良く面倒を見てもらっていたから戸惑っていた。
「誰だかわかる?」
3.4年は会っていなかったのであまりわからないようだった。
それでも一緒に写真を撮る。少し穏やかな表情になった。
おかしいな。
2週間おきにきていても下着の替えが1.2枚しかない。
どういうことなのか。
食道ろうのチューブ交換のために救急病院へ向かうため父の病院へ迎えに行くと
頭はボサボサでフケだらけ。
ひげは伸び放題。
下着の交換は2、3か月で2枚くらい。
愕然とした。
転院先の救急病院で急きょとこやさんに頼みカットしていただく。偶然その日に床屋さんが来ることになっていた。
療養型の病院の話によると
病院のお風呂が故障していて入れなかったそうだ。
体を拭くことも下着の交換もほとんどなかったらしい。
ため息をついた。人間扱いじゃないよ。
これから暑くなって行くのに
これではどうしようもない。
救急病院の相談員さんに窮状を訴える。
とりあえず元の病院に戻ってから転院を考えるしかないそうだ。
戻ってから療養型病院にせめて体を拭くだけでもとお願いした。なぜ家族に説明が無かったのか。
担当の医師は早口でまくしたて
もう治ったから順番に入浴しますと。
いいわけかよ。ふざけんじゃないよ。家族が言わないんだったらそのままだったんだ。
どうもおかしかった。
行くたびに病棟の患者が減っていた。
男女でほとんど数人になっていた。
そして母親の病院への転院を頼むことになった。
その続きはまた。
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